4月の花 コンフリー
コンフリーの花は小さな薄紫色の花で、釣鐘状の花を房状につける。大きな濃い緑の葉が、随分前に健康食ブームで持て囃されたことがあり、今は亡き祖母が窓の下に植えていた。若い葉をおしたしにしたり天ぷらにして食べていたと思うが、口にしたことはない。その後、この植物には食べ過ぎると肝障害を起こすアルカイドが多く含まれると保健局が警鐘を鳴らし、あっという間に食べられなくなった。もともと、植物は自らの身を守るために動物に害のあるアルカイドを蓄積する。それを先人は知っていたのであろう、茹でたり水に晒したりして、ほどほどに食していたのである。(2020.4.1)

コンフリー(横浜)

コンフリーの花(横浜)