8月の花 蓮の花
 蓮の花が極楽浄土のイメージとつながるのは、仏や菩薩が座す蓮台が蓮の花を模しているからであろう。蓮は真夏の炎天下に池面を大きな葉で埋め尽くして、その間からこれまた大きな花を開いて壮観である。近くにあった農家の蓮田は冬になるとレンコンを採っていたのだが、土を盛られて畑地になってしまった。レンコンは切ると断面は穴だらけであるが、花の咲いた後の大きな実も蜂の巣のように穴があいていて奇異な感じである。それで、ハスのことをハチスともいうらしい。右は、古代の種から甦った有名な大賀ハス。(2010.8.1)

近くの蓮田(横浜)

大賀ハス(清水祺子氏撮影)