10月の花 ヒッツキムシ
 秋になると道端や空き地の草がどんどん実をつけはじめる。その中で動物の毛にひっついたり、人の服にくっついたりして種を運んでもらおうとするのがヒッツキムシである。子どものころ、それを採っては友だちとくっつけあって遊んだものである。コセンダングサの種は先が二股に尖っていてよく刺さった。オオモナモミの実にはフック状の突起がいっぱい付いていて、セーターにくっつくとなかなか取れなかった。空き地のイノコヅチは花も実もあまり目立たないが、犬の毛やズボンの裾によくついていたりする。(2008.10.1)

コセンダングサ(横浜)

イノコヅチ(横浜)