3月の花 カラスノエンドウ
 カラスノエンドウは春の野草として馴染み深い。ふっくらと繁みが盛り上がって、マメ科らしい形の赤紫の小さな花がつく。実の入った莢は熟すと黒くなるが、その少し前に採って種を出し、口に当ててビービーと鳴らしたものである。先日、鶴見川の土手の斜面でスズメノエンドウを見つけた、花も実も全体に小ぶりなので雀となったらしいが、鴉の方が先に名づけられたからであろうか。(2009.3.1)

カラスノエンドウ(横浜)

スズメノエンドウ(横浜)