8月の花 夾竹桃
 夏の炎天下に元気に咲いている花木といえば、このあたりではムクゲとサルスベリ、ノウゼンカズラ、キョウチクトウであろうか。この地に引っ越してきたばかりの時は、隣地との境にヒバの幼木が目印に植えられているだけであったが、ウメ、スモモ、桜桃など少しづつ樹木を植えていった。そのなかに夾竹桃もあった。樹勢の強い木であっという間に何本も株立ちして、道路の方にかぶさるほどであった。後で知ったのであるが、この木は有毒な成分を含んでいるので、公園でも植栽されなくなったという。しかし、キョウチクトウ科のニチニチソウなどの植物には、キョウチクトウスズメというスズメガがつく。迷彩をほどこした戦闘機の翼のような翅を持ったカッコイイ蛾なのであるが、まだ実際には見たことがない。ほかのスズメガはゴーヤなどにも来るが、一度見てみたいものである。(2012.8.1)

キョウチクトウ、紅(横浜)

キョウチクトウ、白(横浜)