7月の花 六条万年草
十余年前のことであるが、通路の脇のレンガで仕切られた、丸細い一画にブルーベリーとイヌツゲを植えた。そこに、多肉質の葉で苔のような植物がはびこり、びっしりと小さな黄色の花をつけた。蛍が出る頃なので螢草などと勝手に名前をつけたが、螢草(ほたるぐさ)は露草のことでツユクサ科、螢草(ほたるそう)と読めば別種のセリ科の野草であった。それがいつの間にか、龍の髭という強い草に取って替わられてなくなった。ところが、その黄色い花のかたまりが端の方にまた出てきた。グーグル・レンズで写真に撮り検索すると、「六条万年草」とある。初めて聞く名前であるが、調べてみると世界中で見られるセダムという種の一つということであった。(2022.7.1)

六条万年草(横浜)

庭のコーナー(横浜)