9月の花 茗荷の花
裏庭の柚子の木の下に、山吹や紫陽花が茂り、その間に秋明菊やら台湾ホトトギスやら雑多な植物が蔓延っている。手入れをしないので強いものが生き残る。それが季節ごとに交代する。春は蕗の薹が出て、葉が茂り始める初夏にはドクダミが繁茂する。その下にミョウガの芽が頭を出したと思ったら、ぐんぐん背が伸びてドクダミの上に葉を広げる。茗荷が根元に蕾をつけるのは夏から秋にかけてで、放っておくと次から次に一日花を咲かせ、中がすかすかになってしまう。蕾を刻んで薬味として使いたいので、花を咲かせていないか気をつけるのである。(2020.9.1)

茗荷の花の莟(横浜)

茗荷の花(横浜)