8月の花ノウゼンカズラ
 真夏の炎天下に咲いて目立つ花には、ノウゼンカズラ、ヤブカンゾウ、ヒメヒオウギズイセン など、朱色の花が多い。信州に行くと、どの農家の庭先にも見事な幹と枝振りのノウゼンカズラ があり、鮮やかな朱の花房が揺れている。隣家から隣家へと株分けをして広まったのであろうか。 庭の片隅にあるヒメヒオウギズイセンは、はじめヒオウギランと思い違えていた。これも日照を 必要としているが、驚くほど繁殖力が強い。伊豆の知人のところにタケノコを掘りに行ったとき、 薮に捨てられていた小さな球根を拾ってきたものなのであるが、木の下でもしぶとく花をつけて 楽しませてくれている。(2006.8.1)

ノウゼンカズラ(横浜)

ヒメヒオウギズイセン(横浜)