5月の花 リンゴの花
 5月の連休を過ぎると、信州ではリンゴの花が咲き始める。郭公ののどかな啼き声が谷をわたって来るリンゴ園では、農家の人は摘花に忙しい。枝についた花を、実がつき過ぎないようにまわりの葉数に合わせて摘むのである。それで終わりではなく、そのあとに残す実を決める、摘果という作業がある。花に囲まれ鳥の声を聞きながらも、リンゴ農家は季節に追われていつも仕事がある。庭には姫リンゴの木があり花の大きさは変わらないが、信州の花の方がピンクが少し濃いかもしれない。(2008.5.1)

リンゴの花(信州佐久穂町、須田清氏撮影)

姫リンゴの花(横浜)