2月の花 椿

ツバキ科の花というと、藪椿、雪椿、寒椿、山茶花、侘助などが知られるが、 花の色も白からピンク、赤まで多彩で、咲き分けや絞りまである。花びらの形や重なり具合も、それぞれに変種があるようで園芸種が多い。山野に見られるのは大体がヤブツバキで、五木の子守唄の「花はなんの花、つんつん椿」もヤブツバキであろうか。庭の椿は咲き分けで、白と赤のほかに絞りがあり、それも半分が絞りで半分が赤という変わり種である。隣地の十年以上も放置された主のいない庭に、白椿が咲いていた。白妙蓮寺という名らしい。(2016.2.1)

今回で「今月の花」は丸十三年となった。自身が十三年、年を取ったということでもあり、やや複雑な心境でもある。とりあえず、あと二年ほどと思ってはいるが、臨時停車、臨終列車というのもあるかもしれない。あまり先のことは言わないに越したことはないと思うこの頃である。

椿、咲き分け(横浜)

椿、白(横浜)