4月の花 チューリップ

チューリップのあまりに端正な花の佇まいは、野の花という感じはしない。園芸植物の女王と言っていいかもしれない。花びらが開く前の蕾のときの可憐さが愛されるのであろう、格別の人気がある。チューリップの球根が、資本主義の勃興期に高値で取引され投機の対象になった話は有名である。花の色も赤、白、黄色のほかに、ピンク、紫から黒、斑入りまであり、花びらの形もさまざまである。花が終り葉も枯れると、球根を掘りあげて夏は涼しいところで眠らせる。その球根を冬の初めに植えなおすのである。この十年ほど繰り返して楽しんでいる。(2017.4.1)

チューリップ(横浜)

チューリップ(横浜)