11月の花 ヨウシュヤマゴボウ
 日本のヤマゴボウに対してアメリカヤマゴボウと呼ばれるが、どちらも毒草である。荒れ地になるとどういうわけか生えてくる。白っぽい小さな花が穂状につくが、実が熟すと毒々しい黒紫色になる。山菜として食用にしているのは、ヤマゴボウと呼んではいるがモリアザミのことで、信州では高原の畑で栽培している。この根をよく洗って味噌漬けにしたり、醤油と味醂をあわせたものに漬けると絶品である。ヤマゴボウはヤマゴボウ科、ゴボウとアザミはキク科でややこしい。(2012.11.1)

ヨウシュヤマゴボウ(横浜)

ヨウシュヤマゴボウの実(横浜)