木魂ギャラリー
木魂社のギャラリーへようこそ!
|
「エーデルワイス」(木版画) 大沢民子 木彫家大沢民子氏は、四季の花の表情を版画に彫り続けて50年、1200点に及ぶ作品を残した。『大沢民子木版画作品集 四季の花』は、2014年12月に小社から刊行され、多くのファンが待ち望んでいたものであったが、作者がその前年に他界してしまったのはまことに残念なことであった。この「エーデルワイス」は、115ミリ四方の小品であるが、見事な躍動感でこの花のもつ美しさと強さの本質を表現している。 (2015.1.8) |
「シマフクロウ」 遠藤勇 小社「バードカービング 野鳥の設計図集」シリーズの著者である遠藤勇氏が、横浜在住の自然派アーティスト5人展を馬車道のギャラリーで毎年開催している。ペーパークラフト、写真、ボタニカルアート、動物画と多彩である。今年も5月に開催されて賑わっていた。遠藤氏はシマフクロウのシリーズを多数出品していたが、このレリーフはそこでもとめたもの。むくの板の木目を生かしながら、翼をいっぱいにひろげたところを浮き彫りにして、いましも獲物を捕獲するシマフクロウの眼光の鋭さがよく表現されている。 ( 2014.6.1) |
|
|
|
「バク(ミニチュア)」 小社刊「いのちあつまれ小網代」の著者である 岸由二先生は、鶴見川の源流から河口までその流域に住む人がゆるやかに提携して、自然共生的な都市の文化の育成を目指すという、鶴見川流域ネットワーキング(TRネット)を主宰している。鶴見川流域の外形を見ると、悪夢を食べてくれるという伝説の動物でもあるバクに似ているところから、お腹の白いマレーバクがTRネットを象徴するものとしてマスコットとなった。このミニチュアは今春、岸先生の退職を祝う会がありその記念としていただいたものである。 (2013.3.4) |
|
|
「蒟醤塗り小筥」 箱書きに書いてあったのだが、難しい字である。小筥は小箱のことで、蒟醤は「きんま」と読む。香川の漆器工芸の一つ。蒟醤塗りというのは、漆を何層にも塗り重ねて、模様を彫りそこに色漆を入れて磨き込んで図案を浮き上がらせる技法で東南アジアから伝わったという。漆黒の地に朱色の文様があざやかである。この文様は東南アジアに自生する植物の葉で、もともとはこの葉を入れる容器を指したらしい。上蓋が微妙に盛り上がっていて優美である。小社の入っているビルの一階に三慶美術品店があり、そこでもとめたもの。 ( 2011.11.1) |
|
|
|
|
「タチアオイ」(木口版画) スー・スカラード 木口版画を得意としているスー・スカラードという女流版画家の「タチアオイ」のシリーズ。何年か前、英国女流木口版画展があったとき何点か出品されていた。田園の農家の前景にタチアオイの群落が描かれていて、心引かれるものがあったが、つい買いそびれていた。いつかまた出品されるのを期待していたのであるが、その機会は、多くの英国女流版画家の作品を取り扱っていた「あ・り・す」という出版社が残念なことに解散することになり、「ありすファイナル」と銘打たれた最後の展示会となってしまった。その展示会も東北大地震や福島原発事故によって延期され、ようやく5月の連休に開催された。この「タチアオイ」は、そのときにもとめたもの。 (2011.6.1) |
「三日月を招きよせる」 岩佐なを 詩人で銅版画家の岩佐なを氏の小銅版画展「幻視の小部屋」が、神田すずらん通りの檜画廊で久しぶりにあった。 社主もファンの一人で、EXLIBRIS(蔵書票)を氏に作ってもらったことがあり、このギャラリーにもいくつかの作品が展示されている。この「三日月を招きよせる」は個展の案内状に使われていたもので、狼男とも虎男とも見える幻獣が、いましも三日月を引き寄せようとしている。その構図の面白さと奇抜さが気に入ってもとめたもの。( 2010.11.1) |
|
|
|
「昼下がり」(アクリル、クレヨン) トマルコ 横浜在住のトマルコという若いアーティスト夫婦が、道草図案社というグループを立ち上げて、絵やイラストを描いたり、子ども向けの紙芝居を創ったりしている。この絵は、お茶の水GAIAの「耳を澄ます書店」主催で開催された「トマルコ作品展」に出品されたもので、3枚の絵が額装されている。モデルの老犬は、社主が子犬の時にもらってきて16歳になるハスキーとシバのハーフ。ビワの実を前景に犬の表情がよく描かれている。 (2010.9.1)「昼下がり」の画像は大きくなります⇒) |
「阿修羅像」(ミニチュア) この春から初夏にかけて東京国立博物館で開催された奈良興福寺「阿修羅展」は、新聞、雑誌、テレビなどがこぞって特集を組み一大仏像ブームを巻き起こした。 八部衆、十大弟子、四天王像など興福寺の国宝が大々的に公開されたが、大方のお目当ては八部衆の中の阿修羅像であった。この像だけが三面の顔を持ち、それぞれが違う表情を見せ、それが生き身の仏を感じさせたからであろうか。十二分の一のこのミニチュアは、「興福寺1300年記念 国宝阿修羅展公式フィギュア」と謳われていて、即日完売となったもの。(2009.9.1)
|
|
|
|
「フクロウ小皿」(布引焼) 布引焼というのは、滋賀県東近江市にある窯で窯変釉に特徴がある。フクロウの本を出版したとき、 居酒屋「ふくろう亭」で打ち上げをした。店主がフクロウ好きで、店内はフクロウの置物や絵であふれ、2階が蒐集品の展示室になっている。丁度「布引窯」のフクロウ作品展がひらかれていて、この小皿はそのときもとめたもの。縁起物のフクロウ(福籠)がデザイン化されて描かれている。(2009.2.1) |
|
「胎蔵界曼陀羅」 小社が入っているビルの一階に三慶美術品店があり、 金剛界と胎蔵界の二枚の曼陀羅絵が額装されて掛かっていた。曼陀羅絵は、如来を中心に諸仏、諸菩薩などが精妙に配置され、解脱の世界が描かれている。金剛峰寺の両界曼陀羅、チベットの僧による砂絵曼陀羅、女人が描いたと言い伝えのある奈良元興寺の曼陀羅など有名なものもある。この胎蔵界曼陀羅は、美術品店の店主から記念にと贈られたもので、社主のお気に入りのもの。(2008.4.1)
|
|
|
「白詰草」 生井巌 独特の写実絵を描く生井氏は、椿を好んで描くが、時に 木蓮、桜、烏瓜などの小品も描くことがある。 年に一度銀座の画廊で個展があり、この絵には「白結草」と題がついていた。「しろゆいぐさ」とは風雅なと思ったが、クローバーの四つ葉が印象深く描かれていたので、画家に聞いてみると、「しろつめくさ」と答えが返ってきた。クローバーを乾燥して、ガラス器などを輸送するときの詰め物に使ったので、この名があるという。この小品は、「白結草」が「白詰草」であったのが縁でもとめたもの。このギャラリーには、氏の「太白桜」や「橡の実」などの墨絵もある。(2007.12.28 ) |
「水中散歩術」 岩佐なを 今夏も版画家で詩人の岩佐なを氏から暑中見舞いをいただいた。 昨夏は、「水中喫煙術」というユーモラスな作品だったが、今回も虎猫がローラーボードに乗って楽しげである。まわりには魚らしき形をしたものが泳いでいるので、やはり水中であろうか。氏からの原画に題名は書いてなかったが、「水中散歩術」としてみた。(2007.9.1)
|
|
|
「水中喫煙術」 岩佐なを 烏賊と蛸の足が、ぐるぐる巻きになって、互いにスミを吐いているようである。水中のことであるから、スミは煙のように流れて周りに漂う。 それを喫煙と見立てたのであろう。岩佐氏は蔵書票作家の第一人者で詩人。この銅版画は、昨夏暑中見舞いとして氏からいただいたもの。官能的で濃密な作風で知られるが、こんなユーモラスな一面もあわせ持っている。(2007.2.1) |
|
「花模様」 外池庄治 今年も氏の個展が榧ギャラリーであり、 今回はミュージシャンをテーマにした連作が壁面を飾っていたが、いつも何気ない日常の一こまをモチーフにした作品があり、この小品もその一つ。画家は 最近さらに色が好きになったと言って、市販の油絵の具にあきたらず、さまざまな顔料を油に溶いて色を出しているという。この絵も黒の色に工夫があり、色の透明感が増している。(2006.11.1)
|
|
|
「ふくろう(ミニチュア)」 遠藤 勇 小社刊「バードカービング 野鳥の設計図集」シリーズの著者である 遠藤勇氏は、このところフクロウに魅せられていて 昨年は等身大のシマフクロウ、今年は飛翔形のフクロウと連作している。昨年銀座のACギャラリーで開かれた氏のフクロウ展には、フクロウの会の会員たちも見にきたという。これはそのとき記念にもとめたフクロウのミニチュア版。(2006.1.1) |
「両国花火」 歌川広重 歌川広重「名所江戸百景」の内の一枚。 江戸東京博物館の肝いりで、東京伝統木版画工芸協会によって復刻されたものである。この絵には墨刷りの濃いものと薄いものがあるが、この絵は比較的薄く時刻の早い夕方のものと思われる。花火の閃光もしっかり浮き出て、版木の板目も夜の空の濃淡を出して面白い。きら(雲母)も散らされているが、写真ではわからないのが残念である。社友の原信田実氏が広重の研究をしていて、この「江戸百」を安政の大地震からの復興に関係づけた新説を最近唱えている。(2005.10.1)この絵解きをした本『謎解き広重「江戸百」』が2007年4月、集英社ヴィジュアル新書で刊行され大きな反響を呼んだ。ただ残念なことに本人はこの好評を目にすることなく、1月に故人となってしまった。(2007.8.3)
|
|
|
「魚」 外池庄治 氏の個展が熊谷守一美術館の榧ギャラリーで例年あり、この年は エポス同人の集まりとフルートの演奏会も同時開催された。「魚」はその時もとめたもの。絵画と音楽は相性がよいらしく、先年も友人の画家が墨絵の個展をひらいたとき、グランドハープの演奏があり不思議とよく調和していた。氏には珍しく黄色を基調にした明るい雰囲気のなかに、静かで穏やかな日常が醸し出されている。(2005.7.1)
|
「舟形花器」 金田 晃 金田氏は足利在住の陶芸家。しもつけ窯主人。 毎年、神田三省堂で作品展をひらいていて、すでに20年ちかくになる。 それだけ氏の作品のファンが多いという証左であろう。 それと毎年少しずつ作風が変化してゆくので、そのときもとめないと二度と手に入らないから見逃せないということもある。この舟形の花器は、この秋にひらかれた展示の際にもとめたもの。形の美しさと流線をあしらった文様に苦心がある。サソリ形の吊り具はインド製。サソリの尾のところがはずれるようになっている。このギャラリーには金田氏のもう一つの作品「流線文花器」がある。(2004.11.1)
|
|
|
「カフェのにぎわい」 鈴木俊輔(すずきしゅんすけ) 木魂社移転イベントの折り開催された「旧細淵ビル展」は、 9人の作家がビルの様々な空間で作品を展開したが、ドローイングは氏だけであった。 クレヨンの青が印象的で絵に遊び心があふれる。展覧会の記念に社主がいただいたもの。(2004.10.1)「カフェのにぎわい」の画像は大きくなります⇒) |
「月影」 小方正法 木口木版画。小方氏は桐生在住の画家、詩人。 一年半に一度は神田の檜画廊で個展を開いていて、 すでにかなりの回数を数える。社主が氏の作品のファンで、先月の個展の際にもとめたもの。 木口木版画には珍しい凹版で刷られたものである。(2003.12.1)
|
|
|
「彼岸花」(布絵) 岡野原八千代 布絵作家。すでに使われなくなり箪笥の奥にしまい込まれて 眠っている着物や、使いふるされた古い布切れの色柄、縞柄を生かして、 一枚の絵のなかにもういちど布に篭められた紡ぎ手と織り主の魂を 蘇らせる。ヒガンバナの花糸は着物の真っ赤な裏地をほぐした糸を一本一本かがっている。古布に対する限りない愛情が布絵に命を吹き込んでいる。群馬県利根郡新治村に布遊びの家「岡野原八千代美術館」がある。(2002.11.8)
|
マレーシア、キナバル国立公園 「ローズ・ピーク登頂証明書」 |
|
マレーシア、サバ州キナバル国立公園発行のキナバル山最高峰ローズピーク( 4095メートル)まで登った人がもらえる証明書。 キナバル山麓に広がる熱帯雨林は世界遺産に指定され、国立公園管理事務所によって 厳格に保全されている。登山路も調査研究のための許可証がなければはずれることはできない。 山頂まできちんとルートが決められ、入山から下山まで登山者にはガイドが付く。 そのガイドが登山者の安全に気をくばり、登頂を証明してくれる。 この証明書は、 珊瑚舎スコーレ「じんぶん旅行・ボルネオ夏篇」に今夏参加した社主がいただいたもの。(2002.11.8) |
|
|
|
|
「フクロウ三兄弟」 遠藤 勇 バードカービング。東急東横線大倉山に障害者の作業所を兼ねたギャラリー、アート・カレン がオープンしたとき、 遠藤氏の作品展「鳥と遊ぶ」展に出品された。作品は、流木の橋の上に松ぼっくりに目を入れ、くちばしをつけただけのフクロウが肩を寄せている。その下は、石と木のカービングでつくられたカルガモの親子。 遠藤氏はこのところ、いろいろな素材をつかってユーモアのある作品に 新境地を開いている。(2002.11.8) |
「今西先生色紙」 今西祐行(いまにしすけゆき) |
|
「一つの花」「肥後の石工」などで知られる児童文学者。 先生は、子供たちの教育に土を耕すことを取り入れるこ とを全国小学校校長会で提唱、自ら実践して「菅井農業 小学校」を開き、地元の子供たちと都会の子供たちとそ の親も一緒に作物を作り、その収穫にいたる過程を大切 な学びの場としている。秋には皆で実りを食べる収穫祭 がある。この色紙は、そのとき行われる卒業式で精勤賞 として生徒に贈られたもの。(2002.3.13) |
|
|
|
「倉田百三の墓」 今西祐行(いまにしすけゆき) |
|
今西先生は農業小学校の合間に、全国に講演に行かれている。 ときどきは、愛用の小型四輪駆動車に画材道具を積みこんで 講演先にゆく行き帰りに、これはという所で画布をひらくという 余技がある。そのスケッチは先生のお人柄そのままに 、なんとも味わい深いのである。この作品は、先生の初めての個展「今西祐行水彩画展」 がひらかれたときにもとめたもの。 「1988.11.2 庄原市 倉田百三の墓」 という書きこみがある。 (2002.11.8) |
|
|
|
|
「テーブルの上のリンゴ」 重高洋二(しげたかようじ) 静物画を好んで描いている画家で、すずらん通りにある 檜画廊であった、氏の個展の際に購入したもの。くっき りした力強い輪郭と色彩の透明感に特徴がある。社主の お気に入りの絵の一つ。(2002.3.13) |
|
|
「蓮の精」・「あなたのハートを食うものは」 岩佐なを(いわさなお) |
EXLIBRIS ↑ |
詩人で銅版画家。才気に溢れるイメージ、エロチックな アトモスフィアーを堪能させてくれるEXLIBRIS(蔵書票) 制作の第一人者。このEXLIBRISは、氏に依頼して作って いただいた社主のK.SUZUKIのもの。(2002.3.13) |
|
|
|
|
「猛きもの」「うつぼかずら」 小方正法(おがたまさのり) 桐生在住の木口木版画家。歌人。木口木版画とは樹木を水平に 切った断面を彫るもので、精密なイメージを彫琢でき、 濃密な空間を持つ。社主も氏のファンの一人。小社から、氏の 連作木口木版画に詩を合体した『蓑虫の空』が出版された。(2002.3.13) |
|
|
|
|
「みのさん」 |
|
|
|
「栃の実」「太白桜」 生井 巖(なまいいわお) |
|
小金井在住の画家。墨絵を得意とし、石神井公園の池の古杭 を一本一本写し取った絵巻きは伝説となっている。墨絵に銀 箔を貼り焼きつけて彩色した、蓮花、太白桜、木蓮図などと、 墨寄せによる壷のシリーズ、また独特の筆使いによる墨書は 人気が高い。最近、巣から落ちたカラスの幼鳥を養っている。(2002.3.13)「そば猪口」と「香合」は墨寄せによる墨絵で、凝縮された濃密な空間は、額装の際にはかなりの余白が必要である。(2003.3.1) 「太白桜」の画像は大きくなります⇒ |
|
「そば猪口」 |
「香合」 |
|
|
|
「備前壺型染め」 浅井一甲(あさいいっこう)
|
「中村先生色紙」 中村武志(なかむらたけし) |
|
目白三平を主人公にしたシリーズで、軽妙なユーモアと飄逸 で人気があった。小社のとなりの論創社で『目白三平随筆集』 を出す話があったとき、目の前にいた老人が本人とも知らず、 社主が「いまどき目白三平でもなかろう」と言い放ったのが 縁で戴いたもの。お礼にシングルモルト、グレンリヴェット 8年ものを差し入れした。(2002.3.13) |
|
|
|
|
「レモン」「夜の想い」 外池庄治(とのいけしょうじ) 安曇野在住の画家。時のながれを映したメルヘン風の情景、 静かな筆使いでリリシスム溢れる画風。アトリエ兼住まいは、 傾きかけた茅葺きの農家を譲りうけ、夫人と二人で柱を入れ なおし、内装もすべて手造り。屋根も友人たちの合力で葺き なおしたという。この勇気に啓示を受けたものは多かった。「レモン」はエポス同人から贈られたもの。「夜の想い」は熊谷守一美術館のギャラリー榧で、氏の個展があったときに購入したもの。(2002.6.6)「唐辛子」はその翌年、同ギャラリーでの個展の際に購入したもので、画家自身、唐辛子の赤とバックの青との対比を出すのに大いに苦心したという。(2003.1.9) |
「夜の想い」 |
「唐辛子」 |
「田鴫」(タシギ) 宮下正之(みやしたまさゆき) |
|
バードカービング。作者は社主の高校時代のラグビー仲間。 バードウォッチングのかたわら、バードカーバーの遠藤勇氏 から手ほどきを受ける。この作品はその頃のもので、社主が 氏から譲りうけたもの。木から彫り上げた鳥の顔は作者に似 てくるというが、ゆったりした体つき、のびやかな顔の表情 などまことにうなずけるものがある。(2002.3.13) |
|
|
|
|
「農業小学校のうた」(原画コピー) 長野ヒデ子 絵本作家。『お母さんがお母さんになった日』『海を返して』 など多くの作品がある。今西祐行先生の菅井農業小学校に一 年通って絵を描いていただいたのが、今西先生の「農業小学 校の詩」をもとにつくられた絵本『農業小学校のうた』で、 小社から刊行された。原画は、イノシシの家族も農業小学校 に来て一緒に畑を耕せるといいな、という夢を描いたもの。(2002.3.13) |
「ヒヨドリ」 遠藤 勇(えんどういさむ) |
|
バードカービング。作者は社主の友人でプロのバードカーバー。 20年前になるが、遠藤氏の夫人がイラストレーターで、木魂社の本のイラスト、装丁などの相談を 社主がしていたとき、隣りの机でなにやらせっせと木を削っていたので、 何しているの?と聞いたのが、バードカービングとの出会いであった。 それから遠藤氏は、日本における草分け的存在としてバードカービングの普及 に大いに努めた。その成果は、野鳥の設計図集全5巻として小社から刊行されている。(2002.6.6) |
|
|
|
|
「流線文花器」 金田 晃 神田三省堂本店一階の催事場で、毎年展示会を開いている 金田晃氏は、足利に陶房「しもつけ窯」を持つ陶芸家。 益子と京都での研鑽があり、氏のつくる生活陶器は、 益子の素朴な力強さと京都風の優美な線が心地よく融合し ている。それでいて、使い勝手のよさは抜群で、永年来のファンがいる。 社主も氏の作品を好んで使っている一人。(2002.6.6) 「しもつけ窯」はこちら |